2010年6月30日水曜日

関連企画|プレゼンテーション What are you thinking now?

出演:
ファーミ・ファジール(パフォーマー・クアラルンプール)
山下残(振付家・京都)



WWFes関連企画として開催される、映像・パフォーマンスを交えてのトークと交流会のお知らせです。
また、山下残さんは、明日7月1日に森下スタジオ Bスタジオで行なわれる「ひらく会議」に参加します。

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7月12日(月)森下スタジオにて、現在日本で山下残とのレジデンスプログラムで滞在中の
ファーミ・ファジールによる、トークと交流会を行います。KL(クアラルンプール)の
現代アート状況や彼の実践する「コンテンポラリー・ワヤン」について、本を人物に見立てた
パフォーーマンス「Wayang Buku」の抜粋実演、映像を交えながらざっくぱらんに語ります。
奮ってご参加下さい。

(なお、7月21日(水)には、パフォーマンスを予定しています!(詳細後日) ぜひご予定下さい。)


"What are you thinking now?"――――
マレーシアは1963年に成立した若い国だけど、現代舞台芸術の歴史は短いながらも、
なかなかドラマティック。「マハティール時代」(1981-2003)は、国が飛躍的な成長したことで
有名だけど、政治的陰謀と社会的変動は、それよりもずっと悪名高い。そしてその多くは、
マレーシアのアーティストたちが直接目撃していることであり、犠牲者になった者もいれば、
立ち向かった者もいる。このプレゼンテーションでは、社会的、経済的、政治的に
マレーシアの風景を具体的に提示することを試みます。これらのファクターによって、
アーティストたちがどのような言説(表現)を形作り、必要なものとしていったのか、
ということをお話したいと思います。』(ファーミ)


■日時:2010年7月12日(月)19:30 Start
■内容:トーク、映像、パフォーマンス「Wayang Buku」(通訳あり)
■料金:無料+懇親会(当日OK。でもなるべく予約してください)
■会場:森下スタジオ 
(都営地下鉄新宿線、大江戸線「森下駅」A6出口 徒歩5分)
http://www.saison.or.jp/access/index.html

■ご予約はこちらから 
メールまたは電話
fahmizan2010@saison.or.jp
TEL:03-5624-5951
(森下スタジオ)

● メールでお申込みの場合は、開催日(7/12)を件名に、枚数、お名前、連絡先を本文に記入してお申込み下さい。
こちらからの返信をもって、ご予約完了となります。
● なお、定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます。ご了承ください。


Fahmi Fadzilファーミ・ファジール
1981年生まれ。マレーシア・クアラルンプールを拠点に活動するパフォーマー、作家、
グラフィックデザイナー。アーティスト・コレクティヴ「Five Arts Centre」のメンバー(2007~)、
実験的パフォーマンスグループ「Projek Wayang」のコーディネーター(2006~)、
2008/09年のロレックスメントー&プロトジェ・アートプログラム舞踊部門ファイナリスト、
キャメロニアン・アーツ・アワード(2006, 2007, 2008)、
クンステンフェスティバルデザール「レジデンス&リフレクション」プログラム(2008)に参加。
※ ファーミ・ファジールは、2007年1月に開催された第2回東アジア首脳会議(EAS)
において、安倍総理(当時)が提唱した「21世紀東アジア青少年大交流計画
(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths:
JENESYS Programme)」の国際交流基金「東アジアクリエーター招へい
プログラム」により招へいされました。

山下残やました・ざん
1970年生まれ。振付家。90年代中頃より振付家・演出家として創作を始める。
主な作品に、来場者に本を配り、ステージからのカウントに合わせて、観客がページを
めくりながら本と舞台を交互に観る「そこに書いてある」、ダンサーの動きを言葉にして
声にする「透明人間」、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを合わせて
身体と見せる「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、
動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」、観客席の頭上に
水面の映像が映るモニター15台を吊り下げた「大洪水」など。

共催: 
国際交流基金「JENESYS Programme: 東アジアクリエーター招へいプログラム」、
財団法人セゾン文化財団

協力:
Body Arts Laboratory(Whenever Wherever Festival 2010関連企画として開催)