2010年9月11日土曜日

WWFes 全5週: 6/11―7/11 スケジュール

第1週:6/11―6/13|森下スタジオ B[終了]
● Class/WS
● Event

第2週:6/14―6/20|森下スタジオ B[終了]

● Class/WS
● Event

第3週:6/21―6/27|森下スタジオ B[終了] 
● Class/WS
● Event

第4週:6/28―7/4|森下スタジオ B/アサヒ・アートスクエア[終了]
● Class/WS
● Event

第5週:7/5―7/11|アサヒ・アートスクエア[終了]
● Class/WS
● Event


■WWFes 2010タイムテーブル:http://wwfes2010.exblog.jp/13634742

7/3: 気象と終身 レポート

アサヒ・アートスクエアのほぼ全空間(4階と5階、その間のエレベーター)で、6名の美術家が、同時にパフォーマンスを伴う作品を7時間にわたって発表したイベント(笹本晃は映像作品でのみ参加)。

時間が進むにつれ、作品それぞれの展開に応じて変化する様相が、異なる複数の時間軸を生みだしていた。また、それは単に、同じ空間に複数の作品を並置するあり方ではなく、それらを俯瞰して観賞する(作品を作品として識別/区分しようとする)さいに起きるコンフリクト・干渉に焦点が当てられ、提示されていたようだ。

橋本聡は主に5階の回廊で、散乱する本などとともに来場者にブロワーで風を吹き付け、追い回していた。あるいは、手錠に添えられた「手首に手錠をしてください」の指示(キャプションという命名行為が命令となる)などによって、そこでは、あからさまに来場者の行為が阻止または促され、干渉される。
小林耕平は4階で、様々な物品を使用しながら、例えば「目の前のあらゆるものがゆっくりと消えてゆくためには、何を準備すればいいのか?」「この筒は押すと倒れるのか? 倒れないと信じて倒してみる」など、ユーモラスだが禅の公案のように実現困難な65の命題(シーン?)に解を与えるべく、出演者(core of bells)を監督し、その上演と撮影のプロセスを公開した。またその撮影された映像も撮影と交互に上映された。
冨井大裕は、綿密な指示書でパフォーマーに委託し、5階の鏡のある2部屋で、手をポーズさせることによる彫刻と、その場で飲み干したビールの空き缶を手でつぶすことによる彫刻をそれぞれつくらせた。そして、自身は台車でビールケースとエアーパッキンを交互に運んだり、4階に展示された、スポンジなどの既製品が一定の秩序のもと積み上げられた自作品を、別の形態へと再構築する作業などに没入していた。
高嶋晋一は、顔を壁にぎりぎりまで近づかせ(視界に映るものが肌理としてしか認知できないほどの極端な至近距離)、爪先を床と壁の接線につけたままの微細な足の運動の繰り返しによって、4階の場内を壁伝いに一方向に延々と移動し続けた。結果としてその軌跡上にある物体は、人間であれ作品として組織されたものであれ、壁と看なして知覚され、その行為上に現れる空間として再編される。

これらは、指示するものと指示されるものの明瞭な分節という共通した特徴をもつが、来場者が観賞するさい、異なる時間秩序と空間組織が互いに齟齬を生じさせる(例えば、場内のある作品の音が大きいために、別の映像作品の音声が聞こえないなど)。つまり、一方の作品が作品として認識される瞬間、同時に他方の作品が成立することへの亀裂を引き起こす。その齟齬は、一つの会場を複数に分割するという物理的な領域の確保と排除をめぐって生じるというよりは、行為の関係が複数のレベルで設定されていることにより生じた、ネットワーク上のほつれのようなものだ。
それがとりわけ顕著に現れているのは、中井悠の作品だろう。中井は解説者を装い、来場者に話しかけては、そのつど異なる(つまり出鱈目な)それぞれの作品間に張り巡らされた見えざる関係性を説き、その声は、場内に複数浮かべた風船に吊るされたラジオによって伝播される(付け加えれば、中井が来場者に接する親し気な態度は、橋本が醸す緊張感と対照的だ)。互いに干渉しあう物体と行為とが作りだす空間に対する、言葉のレベルでの干渉・フレーミング。それが場内に張り巡らされる。一見混沌とした状況から垣間みられたのは、それぞれのルールに従う身体と物体のアンサンブルが、複数のレベルで干渉しあうことによって形成する、伸縮する可変的な時空間の可能性である。


印牧雅子


【イベントの模様】
【プログラムの詳細】

2010年7月31日土曜日

7/11: 作品としての劇場会/議 / rendance & 世代間の対話 レポート

作品としての劇場会/議
岸井大輔さんの《作品としての劇場会/議》の前半、参加者一人ずつが劇場という空間を作り上げていく過程に参加していた。僕も含め、参加者それぞれがそのことに少し興奮していると感じた。しかし13:00近くまであると思って、今日のスケジュールのことを考えると、ご飯にちょっと行きたくなり、ほんの少し空けて帰って来たら終わっていた。がっくし。

【パフォーマンスの模様】
【プログラムの詳細】

rendance & 世代間の対話
20代、30代、40代、50代、60代(戦後、戦前と分ける)、70代に、分けてのまさしく世代間を超えてのラウンドテーブルから始まった。最初、それぞれの世代のおける青春時代の音楽は何?の質問には、軍歌からSMAP(20代、意外と一般的)まで。影響受けた振付家(皆さん、意外と身近な方からの影響が多かった)は誰?の質問には、藤里さん、若松さんからの貴重な言葉も飛び出した。そして、ダンスにおけるビジョンに関しては、若い人から年配の方々が頑張って欲しいのと、このように世代間の交流が必要との意見が印象的だった。

rendanceは長井江里奈さんからの実体験に基づく告白のようなスピーチで始まった。それと金野さんのダンスが良かった。そして、ほとんどの方々が実体験のお話、そして周りに繰り広げられているダンスは、とても品のいい大人の雰囲気を醸し出していた。こんなに、良くなるとは、思ってもいなかった。皆様の、絶えず微笑ましい顔がいっぱいで喜びに満ちていた。その後の、打ち上げが急に一変し、突然みんなで会議が自発的に生まれた。そしてWWFesは終わった。

【パフォーマンスの模様】
【プログラムの詳細】

多くの課題を残したが、来年に繋げたいと思った。関わった方々、スタッフ、そしてアサヒ・アートスクエアの高橋淳さん、本当にありがとうございました。


山崎広太

《スタジオラボ》アフタートークの模様


写真左から:
小山衣美、稲毛礼子、寺田未来、
岡本優、吉田拓、北尾亘、
笠井叡、矢内原美邦、山崎広太

2010年7月28日水曜日

《rendance & 世代間の対話》の模様

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キュレーター:若松美黄、山崎広太
アシスタント・キュレーター:武元賀寿子、JOU

出演:長井江里奈、鎌倉道彦、田中いづみ、木野彩子、水田浩二、武元賀寿子、江原朋子、川口隆夫、
山崎広太、藤里照子、大島菜央、JOU、花輪洋治、真島恵理、皆川まゆむ、若松美黄、西村未奈、
松澤慶信、鈴木清貴、三膳由子、森嘉子、金野邦明、きたまり、熊谷乃理子、ユン・ミョンフィ、
渡辺久美子、石黒節子、伊藤茉野、武藤容子、牧野京子、柴一平

《作品としての劇場会/議》の模様

企画:岸井大輔
出演:岸井大輔、イェレナ・グラズマン、トチアキタイヨウ、藤崎香菜 ほか参加者

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2010年7月19日月曜日

7/15: 透明なサイト・スペシフィック 参加者レポート Part 2

私たちは渋谷の雑踏の中で待つというパフォーマンスを行ないました。
それは一見するとただの日常風景にしか見えません。
しかし確かにそこにアートは存在していたのです。
実際は待っていないのに待つという行為はとても曖昧であり、明確な目的を持って来て行き交う人々と比べればとても不確実な存在でした。
そのため私は自身の身体がパフォーマンスをしているのか、日常にあるのか時々わからなくなりました。
そして行き交う人々もまたある時は渋谷の雑踏であり、ある時はパフォーマーであったのです。
そこにはとても奇妙な時間が流れていました。
気付きそうで気付かれない、だけど確かにそこにあるもの。
私自身がそれになることによりその存在を確認することができました。
このような貴重な体験をさせて頂きました山崎広太さんに感謝致します。

石山千尋

2010年7月17日土曜日

7/15: 透明なサイト・スペシフィック 参加者レポート Part 1

透明なsite specificに参加して一番感じたことは、通行人、ダンサーに限らず、無意識に「気、意識」を発生させていることです。
waitingを行なっている私達は、現在の一点に意識を繋ぎ留めようとする。それも爆発寸前の内的感情を持ちつつ、表面上は何事も無いかのように平静を装いながら。一方、通行人の方々は、自分が「行く場所」へと意識を近い未来へ向かわせ、あるいは気兼ねして過去の思いを引きずりながら。
この「静」と「動」、「現在の一点」と「現在より先・後」の『意識』の方向性の相反するコントラストが、やってみた後に非常に面白いと思った感覚です。

また同じ空間にいたにも関わらず、隔絶された感覚もありました。
これはフィードバックをしたとき、他のダンサーの発言で気づいたのですが、waitingをしたダンサーが渋谷の一部と化し、いわば「擬人的(樹や壁)」になったのだとわかりました。

個人的には、「パフォーマンスとして宣伝せず街頭にwaitingする」ことと「パフォーマンスを宣伝してwaitingする」ことの、観客または通行人が『対象に使う意識の集中力の違い』も面白かったです。観客の心理的背景に関して言及すれば、前者は全く準備が無い。後者はしっかりと「はい。観ますよ―。」と心の余白を作っている、いわば準備できている状態。
往々にして、常に観客の前でパフォーマンスしている私達ダンサーにとっては、「意識、集中して観られない」・「ダンサー自身の感情が高まっても表面上に動いてはいけない。ごく普通に佇む」状況下では異次元な感じを味わいました。同じ渋谷なのに。自分や周りの意識の使い方、状況によって見える景色もこんなに違うのか!!と驚きました。

今回は「意識」にまつわる様々な事象をたくさん体験できる貴重な機会だったと思います。

パフォーマンスに発展させるとすれば、このwaitingに一つないし二つの動きの情報を加えるのが好ましいと考えさせられました。いかに普通に、装飾ばかりでダンスが見えなくならないようなアプローチができるか、ダンスとして表現することができるのかが、この実験的な試みの進展に必要なのではないかと強く思いました。

最後に、企画を発案してくださった山崎さん、フェスティバルのスタッフの皆さん、新しい見地を見せてくださり、ありがとうございました。

櫻井ことの

7/15: 透明なサイト・スペシフィック レポート

午後1時からの20分間、渋谷南口駅前のバスターミナルを横断歩道で渡った通りに、パフォーマー6名がたたずむサイト・スペシフィックのパフォーマンス。パフォーマーは、三井住友銀行を中心にした建物を背に、駅に直面する身体の向きで、通りに4、5メートルずつの間隔でwaitingしている。そこにいる誰もが、たえずどこかへ向かうために移動し、またとどまっていても煙草を吸ったり携帯電話を操作し、何かをしている渋谷という都市では、ただ不動の待つという行為が際立った差異として認識される。さらに、その完全な無目的性がかえって謎に映った。静謐さをたたえ、きりりとした(現代の巫女のような?)彼らの身体は、ここにおいては、ことさらに何かを行なうということなしに、渋谷の風景を異化する作用を及ぼしていたように見えた。

これは確かに、都市がもつディレクションに対するシンプルなアプローチの一つではあるだろう。今後、都市の条件をもパフォーマンスの一部として含めたうえで、ダンスを組織する方法を模索しうるのではないだろうか。

【プログラムの詳細】
【パフォーマンスの模様】

印牧雅子

《透明なサイト・スぺシフィック 》の模様

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2010年7月16日金曜日

7/10: 生西康典・宇波拓WSショーイング / プネウマとともに レポート

生西康典・宇波拓WSショーイング|ことばにはできないこと
生西康典さん、宇波拓さんの作品。一般の方々の募集によるWSでの作品作り。作品制作において、じっくり取りかかる時間がないにも関わらず、緻密な構成によってできあがっている。出演者、全員が歌い出したときは、誰もが楽しめ、作品を納得できる、何かエンターテイメントとしての嬉しさがこみ上げてきた。センスが良く、アートとして言葉、音楽、ダンス、照明などをエクスチェンジさせ、舞台作品として成立させることのできるアーティストだと思った。

プネウマとともに―ダンスとことばが出会う場所
「プネウマとともに」は、西村未奈さんのソロから始まった。自身の発する言葉とダンスが客観的に統制されていて、さりげない抽象性と静けさが超クール。日本には、あまりないタイプの作品。

僕の「発する身体」は、たった7回、2時間のリハーサルで、ここまで到達するとは思わなかった。母音から日常言語、万葉集が交差するプロジェクトの到達地点は見えないが、結構日本語の美しさと、発することの壮快感が、お客さんに伝わるし、未来に対しての必然を感じるので、是非継続していきたいプロジェクト。

足立智美さんは、どうなって、いろいろな音が出てくるのだろうと思いながら聞いてしまう。やはりさすがだと思った。

詩人とダンサーとのセッション。空間の言葉とダンスが共存することの、心地よさは通低していた。
三角みづ紀さんと笠井瑞丈くんは、三角さんの発声、歌が、しっかり確立しているので、瑞丈くんのダンスの空間との関係性がいい。
林浩平さんとJOUさんとのジョイントは、林さんは朗読することに徹底していて、パフォーマーとしてのモチベーションをもう少し考えるべき?と思った。
吉田文憲さんと川野眞子さんとのジョイントは、薄暗い中で、川野さんの独特な雰囲気を醸し出すムーブメントと吉田さんの言葉がかなりインティメイトで独特。しかし吉田さんのシチュエーションが洞穴での設定とか、または場所の移動とか低い姿勢の身体のポジションでの発声とかあると、作品が強くなると想像する。二人は、またトライすべき。
僕のキュレーションで、絶対合わない同士をわざと出会わせた、平田俊子さんとAbe"M"ARIAさんとのジョイント。詩とのジョイントおいて、もっとも二人の凄腕パフォーマンスだった。噛み合ない横断性において朔太郎は、うれしがっていると思う。
稲川方人さんと工藤丈輝さんのジョイント。双方の意気込みは、十分に伝わるし、工藤くんの舞踏の身体性を堪能できるのだが、双方が、一緒に結合するような瞬間が欲しかった。
詩人とダンサーとのジョイントは、プログラムとしては、いいと思う。今後は、詩人の方々が、朗読だけでなく、三角さん、平田さんのように、パフォーマンスとして意識して欲しいと思った。それと、ビジュアルアーティストとのジョイントも見たいと思った。

山崎広太

《プネウマとともに―ダンスとことばが出会う場所》の模様


稲川方人×工藤丈輝《詩とダンスのジョイント》より

《しゃべる、と位置のダンス》
振付・出演:西村未奈

《発する身体》
振付:山崎広太
出演・コラボレーション:大熊麻希、奥真亜子、霧島寿江、小松杏里、鈴木拓郎、佐久間尊之、
滝川登志男、孫智子(jija sohn)、浜田麗子、藤崎香菜、山田有浩、山田花乃、山田洋平


《空間に分配される、言葉になろうとする声、声になろうとする言葉》
足立智美

《詩とダンスのジョイント》
三角みづ紀×笠井瑞丈
林浩平×JOU
吉田文憲×川野眞子
平田俊子×Abe"M"ARIA
稲川方人×工藤丈輝

2010年7月15日木曜日

生西康典・宇波拓WSショーイングの模様

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《ことばにはできないこと(仮題)》
演出:生西康典
音楽:宇波拓
演出助手:池田野歩
出演:上本竜平、垣内友香里、笠原麻美、霧島寿江、山田愛
演奏:宇波拓(ギター)、中尾勘二(パーカッション、ソプラノ・サックス)、服部将典(コントラバス)
声:島田桃子

《結ぶダンス》の模様

《ホネと屑》
振付・出演:川谷まり子(キュレーター:高橋智子)


《骨の花(《骨の花》より抜粋)》
振付・出演:加藤みや子(キュレーター:江原朋子)

2010年7月14日水曜日

透明なサイト・スペシフィック 渋谷駅南口にて開催

企画:山崎広太

7/15[木]13:00-13:20
渋谷駅南口にて決行
参加者:受講生有志


日常の人々が行き交う、都市や電車の中で自分の身体をわざと客体化し、同時に周りを意識して、存在すること。そこにwaitingすること。都市のいくつかのポイントで、それぞれがwaitingし、パフォーマー、気づいたお客さん共々、同時に、普段見慣れている風景を見る。そこでは風景が全く違って見え、ある意味ダイナミズムがあると感じる。そして、パフォーマーは消えて行き、普段と変わらない風景になる。



山崎の舞踏の最初一歩がwaiting。それは外の世界を見て、尚かつ内なる世界を同時に見ること。内側と外側が同じ圧力で同時に支え合っているような力のイメージ。そして、あくまで普通の無名性の身体。都市は、激しいほどのディレクションで成り立っている。その無名性の身体を敢えて意識し、同時に街を見る、佇む。ここには通常のパフォーマンスが持っている祝祭性は、まったくない、そしてクール。これは未来に結ぶ新たなパフォーマンスの形態だと確信する。

2010年7月11日日曜日

《くじ引きラボ》の模様

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赤組《ルールプール》
井手実、柴田恵美、田上和佳奈、平原慎太郎


白組《S.O.I》
河崎純、中山奈美、西村未奈、山縣太一


チーム黄色《設定》
スカンク、舩橋陽、山崎広太、吉岡靖、峰岸誠、ファッ休

2010年7月10日土曜日

7/9: くじ引きラボ / 結ぶダンス レポート

くじ引きラボ
ダンサー含め、いろんなジャンルのアーティストが、無理矢理くじ引きでグループにさせられ、短時間で作品を作らなければいけないプログラム。僕も出演者だったので、実際、「くじ引きラボ」ついては書けないのだが。ダンスでこんな実験的な雰囲気って、余りなかった。でも7/3の「気象と終身」も、そんな雰囲気だった。これこそ自由であり、アーティストが本来希求しているのだと思う。とてもヒット。来年も継続したいプログラムの一つ。それと、お客さんが、入って欲しいな~。隣の厨房のささやかな打ち上げで、スカンクくんが、どうせアーティストは貧乏なんだから、何でもできるぜ!ってなこと言ったりして、楽しかった。


【プログラムの詳細】
【パフォーマンスの模様】

結ぶダンス
余りにも「くじ引きラボ」が実験的なので、その後のオーソドックスなモダンダンスの「結ぶダンス」のプログラムの繋がりは良くないと反省。
川谷まり子さんの作品は、ほとんど後ろ姿で踊るので、トリシャの絶対に後ろ姿で踊る作品を彷彿させたが、作品構成が全て音楽に担われているために陳腐に見えてしまう。残念。
加藤みや子さんの作品は、素晴らしいコスチュームと共に、全て上半身の流れるムーブメント。時々静止した状態、間を感じる身体によって身体のランドスケープがわきあがる時間が欲しかった。


【プログラムの詳細】
【パフォーマンスの模様】

山崎広太

7/8: ショーケース / Surfin' Safari レポート

ショーケース《ゑ》
根本しゅん平くんの作品。最初の落語と、その後の関連性が見当たらなく、作品になっていない。しかし、出演者の二人は、ダンサーとして最高に良く。一万円近いお金を払って、海外カンパニーの作品を大劇場で見るよりも、500円で、身近で、これだけのものを見られるのは、超破格だと思った。

【パフォーマンスの模様】
【プログラムの詳細】

Surfin' Safari
生島翔くんの考え出したプログラム。ダンスを一般の方々へ普遍化しようとする翔くん努力は、尊敬に値する。しかし、そのプロセスをどのように行なうかは、時間のかかる努力と経験が必要に思う。翔くん関係の大勢の一般の方々がつめかけた。そのなかで、たった一人海パンのみで登場の翔くんは偉い。彼のソロから始まった。その後、余りの大人数のために、全員をダンスで誘導することは難しく、簡単なアフリカンダンスだったらできるのにな~と内心思いつつ、はかどらない進行にパニックっている翔くんがいた。それを、全体を盛り上げるように努めたのが、お兄ちゃん、もっくんだった。そして、誰もが、踊る坩堝へと渇していった。70、80年代のディスコへと騒乱の状況になった。一般の方々の誰もが、ダンスをすることの、ダンスでしかできない楽しさを求めていることを感じた。嬉しかった。
今回、翔くんの関係者の方がほとんどだったので、本当に一般の方だったら、どうなるのだろうと思いつつ。このように、新たにチャレンジすることに、BALはサポートしていきたいと思う。それと、音楽演奏のラキタ君は、超可愛い~。スタッフ関係者は、とてもいい雰囲気に満ちていた。


【パフォーマンスの模様】
【プログラムの詳細】

山崎広太

《Surfin’ Safari》の模様

企画:生島翔

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ショーケース《ゑ》の模様

振付:根本しゅん平 
出演:根本しゅん平、ケネット・ブルーン・カールソン

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2010年7月9日金曜日

7/7: シェア・プログラム レポート

スタジオラボとは一転して、何か日本人の持っている曖昧性が露呈したように思える。それと、70年代に、多くの舞踏のソロダンサーが排出されたときに、悪くないんだけど、ちょっと退屈かな?って感じもあり、それが日本のポストモダンの原型のようでもあり、当時のことを思い出した。

西脇さとみさんのダンスは、伊藤多恵さん作品以来見ていなく、久々に見ることができて嬉しかった。作品はとても好感が持てた。ずっと自分の身体の傾きに徹底して、幽霊のようで非現実的だった。ただ、途中、通俗的な音が入り、それに対しての所作から緊張感が消え少し眠くなった。ほとんど、ずっと持続した緊張感で、そして無音で徹底してほしかった。それと25分の時間枠の中で、その先にあるものを、予感させるものが見たくなった。逃げるように帰っていってしまったことが残念。

サエグサユキオくん、最高のキャラクターダンサー達なんだけど、素人の人を使うときには、ある程度のコンセプチュアルな要素が入るともっと見やすいし、強力な作品になると思う。この作品では、絶対的なコンセプトがあると思うんだけど、そこを発見したいと思った。でも将来、可能性のあるサエグサカンパニーになるだろうと予測する。最初の青山さんのソロも、パキパキした動きばかりでなく、ペダストリアン・ムーブメントも入れることによって、後半に登場する、最強ダンサーとの関連性が見えるはずなのに~と思った。もっと、作品を熟考すべきサエグサユキオくん!

堀江進司さんの作品は、見ていて辛かった。何か踏ん切れないものがテーマなのだろうけど、そのシチュエーションなら裸になるなよ!と言いたい。それをお客さんと同じ時間を過ごそうとするには無理があり、それ故、身体の方向性も定まっていなく、徹底していない。ラストに向かって、盛り上がる音楽で天を仰ごうとする姿は、かなり勘違いをしているように見えてしまった。そしてマッチョならマッチョならではの、絶対やせた人ができない、タプタプとしたな贅肉の反動で動き回って欲しいと思った。

山崎広太


【パフォーマンスの模様】

【プログラムの詳細】

《シェア・プログラム》の模様



【美香子@LOVE】

《風流‐失ったらまた入る‐》作・舞:西脇さとみ

《ありがとうという気持ちでいっぱいです》作:サエグサユキオ
出演:青山るり子、大迫英明、澄井葵、家所辰顕、小手川望、高橋淳、白金翠
(るるる♪オールスターズ)

《インポテンツ》構成・選曲・出演:堀江進司

キュレーター:黒沢美香

アーティスト井戸端会議の模様

参加者:山崎広太、JOU、武藤容子 ほか

《Exploring Performances Experimentally = EPE》の模様

企画:河村美雪
出演:池上高志、神村恵、トチアキタイヨウ、捩子ぴじん
音響プログラマー:大海悠太(東京大学特任研究員)、松本昭彦
制作:渡辺タケシ

【他の写真を見る】


《DekNobo et Duet》の模様

制作・振付:岡﨑乾二郎
出演:手塚夏子、高嶋晋一

音楽:おかざき乾じろ+草刈思朗+西浜琢磨
テクニカルスタッフ:中村泰之、福井裕司、木原進

【他の写真を見る】

2010年7月7日水曜日

《声の影 koe no kage》の模様

インスタレーション・作曲・出演:アレッシオ・シルヴェストリン
出演:福井恵利子(フルート)

【他の写真を見る】

《影響の不安》の模様

観る部屋
振付:幸内未帆
出演:斉藤直樹、幸内未帆

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《結ぶダンス》の模様

斬月
振付・出演:名古屋唯彰
(キュレーター:金野邦明)


髑髏(どくろ)
振付・出演:カワムラアツノリ 
(キュレーター:坂田有妃子)

7/6: 井戸端会議 / スタジオラボ レポート

アーティスト井戸端会議
また、一つの種が蒔かれたという印象で、このような会議を開くことができて本当に嬉しかった。
スタジオラボ北尾さんチームがゲネプロのときに、5Fのギャラリーで、畳を敷いて、薄暗い中。サマーキャンプで、皆で夜を過ごす、わくわくした雰囲気の中の設定。
先ずは、紙幣はただの紙であり、価値がないものとして考えた場合、先ず、交換ということが重要なファクターになる。それに関連して、WWFesにおける、インターシップのことが、何か重要なミソを秘めていると予感する。例えば、彼女らは、自由にクラスを受けることができ、多くものを吸収し、その受講料の交換として、WWFesではスタッフとして関わらなければならない。そのスタッフも、照明、舞台監督、制作等、同時に勉強することになるのである。そのことから、連想すること発想することは何かと尋ねながら始まった。
もっとも社会的にマイナーなダンスで、どういうふうにダンスをしながら生活を続けることができるかということは誰もが思っていること。マイコちゃんは、介護との両立。チヒロちゃんは、今大学4年生で、どのように続けることができるかのという不安。カドさんは、ジョウさんの、海外で活躍しているアーティストを聞く会を増やし、成功した人たちのマニュアルをもっと伝えるべきだとか、いろいろ。
最終的な意見として、ダンスの範囲内でできることはないのかということ。例えば、照明家に普段支払うお金は、一日35,000円、高い。ダンサーも振付家も照明が出来ればいいのにと普段から思っていた。アーティストのための照明、または舞台監督のクラスを今後WWFesで持ちたいし、ダンサーで音楽が作れない人は、ダンサーで少しでもできる人とシェアし、その報酬として何かを考えること。または、そこから発展する仕事へと結びつけること。そしてその仕事とダンスを両立させること。ベンチャー企業は全て、最初はプロフェッショナルでなくても、人とのシェアを通して発展させている現状。他にも、ダンスの範囲内から、発展させることが、絶対的にあると予感する。
先ずは、シェアする、シェアできる、そして出会う場を設定することが必要ではないかと思った。また、直ぐにでも、この井戸端会議を開こうと思った。

【プログラムの詳細】
【会議の模様】

スタジオラボ
6月20日の森下スタジオでのオープンリハーサルで、北尾亘さんチームに対して、一抹の不安があった。3人のムーブメントにおける方向性がばらばらだった、適当に作っていないのかな?と。そして、昨夜の本番では、すばらしかった。独特でオリジナルなムーブメントにおける認識が3人ともクリアになっていた。そうか、そういうささやかな、一つのことから、多くのことを導き出し、作品化できると。彼らのフルイブニング・レングスの作品を見たくなった。
寺田未来さんチーム、矢内原さんも指摘したように、言葉とムーブメントの関係が見いだしていたないことは事実。しかし、段々後半にしたがって、その関係性を超えることが見えて来た。楽しいひとときだった。
アフタートークでは、笠井叡さんと、矢内原美邦さん、世代を超えたカジュアルな雰囲気の中、矢内原さんの笠井への質問など、和やかだった。もっと、このような会話の場を持ちたいと思った。
そして、この文章を書く前の、朝のアサヒアートスクエアに向かう銀座線のなかで、このスタジオラボ、NYのDTWのスタジオシリーズを超えたと思った。このプログラムは、NYのDTWのスタジオシリーズを真似たもの。もっとも、この真似ることが、開催するものにとって、一番のストレスだった―自分自身、日本に10年近くいないで、無理矢理、日本のアーティストに押し付けているのではないかとか。NYには絶対ない、日本人ならではのコミュニティの本来持っている、しっとり感、柔らかさ、優しさを、このフェスで発見した。ここから何か発展できるのではないかという予感。そしたら、涙が溢れでてしまった。 

【プログラムの詳細】

山崎広太

7/5: DekNobo et Duet / EPE レポート

DekNobo et Duet
水銀灯と無機質な空間に、岡﨑乾二郎さんのDekNoboと、手塚夏子さん、高嶋晋一さんの関係性において、多数に渡る緊密な層を垣間みることができた。あまりにシンプルなDekNoboくんが動くことによって、棒が遠心力によって動く、そして止まる。随時変わるDekNoboくんのポジションにおいて、パフォーマーは、それによって瞬時に生まれる関係性を作り出し、尚かつ、同時に二人の緊密性も持続した状態で瞬時に生まれ変わり、複雑な関係性を彷彿させる。余りにもクール。僕はここ最近においてはかなりヒット。しかし悲しいかな。ダンスをどんどんやっても不明瞭で何も伝えられないのに、ほとんどただの移動だけで、これだけ多くのことを伝えることができる。ポストモダンの強さを久々痛感した。

【プログラムの詳細】
【パフォーマンスの模様】


Exploring Performances Experimentally = EPE
その後、河村美雪さんのスピーチ。ここに至るまでの河村さんの経緯の説明から始まって、運きが生命を作る複雑系操作。今回は、映像でなく音で実現した。時間が推移するにしたがって、増殖し何かが立ち上がる心地よさを感じた。しかし、その舞台上で登場しているダンサーのポテンシャルが余りにも低く。急遽、僕の独断で、岡﨑さんと池上さんの対談に持ち込んだ。こうしたことによって、本来、ここでのパフォーマンスの本質が崩れてしまったことに、とても岡﨑さん、池上さんに、お詫びを申し上げます。しかし、普段聞けない、二人の会話。そして、それからのダンサーの意識は変わり、良くなったことに安堵。岡﨑さん、池上さんのプログラムがセパレートになり、それをお客さんが、横断できることが理想だった。

【プログラムの詳細】
【パフォーマンスの模様】


一方、ダンス、または身体は全てのジャンルに通低しているものであり、このように、多方面からの、身体へのアプローチの試みをできたことの喜び。そして、今後も、このようなプログラムを続けていけたらと思っています。このプログラムに於いて、大勢の方々が関わりました、感謝を申し上げます。

山崎広太

2010年7月6日火曜日

生西康典・宇波拓WSショーイング 出演者が決定!

7/10[土]14:30-(約30分)
アサヒ・アートスクエア

生西康典・宇波拓WSショーイングことばにはできないこと(仮題)

演出:生西康典
音楽:宇波拓
演出助手:池田野歩

出演:
上本竜平
垣内友香里
笠原麻美
霧島寿江
山田愛

演奏:
宇波拓(ギター)
中尾勘二(パーカッション、ソプラノ・サックス)
服部将典(コントラバス)

声:島田桃子

1,000円(1ドリンク付)

【詳細】

[申し込み受付中]
E-mail: workshop@bodyartslabo.com|Tel: 090-4069-7719(BAL)

《Site-specific Dance: GRID on GRID》の模様

小川水素WSショーイング

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《気象と終身》の模様

小林耕平、笹本晃、高嶋晋一(企画)、冨井大裕、中井悠、橋本聡(企画)

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2010年7月5日月曜日

7/4: プログラム レポート

7/4(日)のプログラム―結ぶダンス、影響の不安、NOW, HERE, DANCE、小川水素 site-specific、そしてアレッシオの「声の影」と、かなり充実していたプログラムだった。このようなプログラムが、ダンスフェスティバルにおいて、かつて日本であったのだろうかという自負が、僕のなかにはある。やっと、ここまで到達したのかという。はっきりいえることは、全てが明晰で、身体、ダンスを通してそれぞれのプログラムの方向性が別方向に放射されていた。爽快な清々しさがあった。


結ぶダンス
名古屋唯彰さんの、剣を持っての徹底した武道のダンス。程よい緊張感と、空間の冷たさが凍み渡り、それと逆行して、身体が時間とともに熱を帯びて来たところで剣を振りかざし終了。
カワムラアツノリさんのは、そこはまさしくJudsonだった。嬉しかった。

【パフォーマンスの模様】

影響の不安
幸内未帆さんは、完璧なストラクチャーで、言葉とのダンスだった。ダンスが言葉とイコールだった。このプログラムのコンセプトは絶対いい。

【パフォーマンスの模様】

NOW,HERE,DANCE
はっきり言って楽しすぎた。このような大勢の、それもプロフェッショナルなダンサー同士のインプロストラクチャーのスコアを通して、繰り広げられたことは、いままでになかったと思う。お互いを知ることが、如何に楽しく、そしてまた、自分のインディビジュアリティーに回帰することになるかを経験すること。このプログラムは、絶対的に継続して行きたいと思う。瀬藤さんの音が、クールで質が良く、是非、来年もお願いしたい。

このフェスティバルが、このような似たプログラムが多いなかで、将来的に一層のうねりとなることを確信した。まだまだ、関係者含め、お客さんは少ないけれど、関わった人々が波紋のように広がっていくと思う。そして本当に、外国人のアーティストとのエクスチェンジよりも、今は日本人同士のエクスチェンジが必要だと痛感する。それが、少しずつ環境を変えていくと。

小川水素site-specific dance|GRID on GRID
この時のために、大雨が用意された。大雨の中で、ずぶぬれになりながらのsite-specific。site-specificの醍醐味を味わった。site specificに於ける久々の感動。
お客さんは、この時間を、一生、忘れることはないだろう。

【パフォーマンスの模様】

アレッシオ・アレッシオ・シルヴェストリン声の影
彼のインスタレーションと、彼の関節ムーブメント、フルートの福井さんの関係が、とてもアーティスティクで、ハイセンスだった。せっかくインスタレーションが展示されているので、もう一回くらい見たいと思ってしまう。

【パフォーマンスの模様】

山崎広太


【プログラムの詳細はこちらから】
http://wwfes2010.exblog.jp/13469140

作品としての劇場会/議 出演者募集

「観客が見ても面白い会議」を目指して公開ブレストを重ねてきた、『会議を劇場作品にする道』シリーズ。今までの検討を踏まえて、7月11日には、『作品としての劇場会/議』が上演されます。そのため、出演していただける方を募集しています。当日10:00-13:00に会場のアサヒ・アートスクエアまでお出でいただける方なら、経験などは不問です。
参加に興味のある方には、当日用の戯曲を送ります。
kicdicek@di.pdx.ne.jpまで問い合わせ下さい。


[柳沢望]

2010年7月3日土曜日

7/1: ひらく会議 レポート

まったくもって失脚した山崎がいた。振付家の民主化として、60年代のジャドソンの当時の民主化と、今現在の振付に対して民主化すること、つまり、作品を作るのみが振付家としての役割ではなく、もっとそれを拡張することが多いにあり、そのもの自身を民主化という言葉とジャドソンを結びつけ自分で興奮したのが、丁度、1年前の夏。あれから、創作で忙しくなり、まったくそのことに関与しなかった。そしてこのフェスの準備で忙しく、状況に対して言葉を云うことよりも、やらなければいけないことがたくさんあった。それと、昨年の「ひらく会議」が、参加者全員がポジティブに反応していた。それ故、今年もそうなるであろうと楽観視していた自分がいた。本当に停滞した会議だった。もう二度とこのようなことは繰り返したくない。もう来年のことの準備を進めたいと思う。

それは、フォーカスをしっかりして、想像するに、本来の「ひらく会議」とは違った、いろいろなジャンルの方が加わり、言葉が錯綜、横断して、そしてダンスも行われるという、仮タイトル「身体、横断会議」にしたいと思っている。

と同時に民主化、ダンスの拡張ということから必然的に、日本の現在の環境を思ってしまう。それはとても悲しい。それは助成金のことではなく、それ以前の問題である。アーツマネージメントとして、まったくもって成立していないことだ。平田オリザさんの意見書も、それに言及していない。それを0.01ミリでも良くするよに、BALは努力して行きたいと思う。

山崎広太


【会議の模様】
【プログラムの詳細】

7/1: リレー・コレオグラフ レポート

白井剛の身体によって、それぞれの振付家が記号化、または消費された。白井剛の身体を通して、それぞれの振付家が比較されることによって、振付の方向性が明瞭になった。そして白井剛の身体がそれを超えた。そして伊藤千枝さんのジェローム・ロビンス風な動きに魅了され、東野祥子さんの振付は、何かを超えようとする先を予感させた。このプログラムは振付家が一緒になって一つの作品を作ることが目的でない。もっと、このようなプログラムが行なわれるべきであると痛感した。簡単にでき、一番近い意味での、振付家同士、お客さんを含めた、エクスチェンジ・プログラムだと思った。

山崎広太

【パフォーマンスの模様】
【プログラムの詳細】

小川水素ワークショップの模様

セルフ・コーチング
GRIDの作り方

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ワークショップ・ショーイングを7月4日に開催! 
AAS前の階段を用いたサイト・スペシフィック・ダンス


Site-specific Dance
GRID on GRID


■日時:7/4[日] 18:30-(19:00終了予定)|観覧はドネーション(寄付)制

■場所:アサヒ・アートスクエア入口前にて発表

■出演:坂本知子、湯浅燈、國府田典明、小川水素、WS参加者

● 開催場所へお集まりください。 
● 7/4は、前後に他のプログラムあり(開演16:30)。
http://bodyartslaboratory.blogspot.com/2010/06/462874event-b.html



――ワークショップ案内文より

ワークショップ二日目の7/4[日]にはサイトスペシフィックダンスとして、
このワークショップで生まれた作品のショーイングを行います。

サイトスペシフィックダンスでは、劇場での上演を前提として踊られるダンスではなく、
環境に呼応して生まれる動き=ダンスを発見する新しい試みとしてアサヒ・アートスクエアの階段を使います。
私も初めての体験で非常にドキドキしております。
きっと楽しい時間になることと思います。

セルフ・コーチング・ワークショップGRIDの作り方
個々の身体が発する動きを、どうすれば集団として分かち合うこと ができるのか?人と人とを繋ぐことによって身体が公共性を持つ振付方法はどんなものか?という問いから生まれた振付方法[GRID]を体験します。「グリッド」ではあらゆる人間に共通する動き「歩く」ことを様々な角度から再確認します(例えば、人間が立つということ、一歩を踏み出すということ、同時に歩く、ばらばらに歩く、いろいろな方向へ歩く、など)。そして、それらの動きの中で集団で共有できるルールを作ります。――小川水素

岩淵多喜子テクニック・クラスの模様

テクニック・クラス
コンテンポラリーダンステクニック

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2010年7月2日金曜日

ひらく会議の模様

振付の現在

出演:大植真太郎、大橋可也、白井剛、手塚夏子、富田大介、西村未奈、武藤大祐、山崎広太、山下残

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《リレー・コレオグラフ》の模様

キュレーター:佐藤美紀
振付家:伊藤千枝、島地保武、東野祥子
ダンサー:白井剛

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2010年7月1日木曜日

リレー・コレオグラフ リハーサルの模様



白井剛に振り付ける伊藤千枝


リレー・コレオグラフ

7/1[木]18:00|ドネーション
森下スタジオ Bスタジオ

キュレーター:佐藤美紀
振付家:伊藤千枝、島地保武、東野祥子
ダンサー:白井剛


振付家の民主化による時代状況である故、振付家のオリジナリティは何なのかを探るプログラムで、一人のダンサーをリレーで数人の振付家が振り付ける。
今回は白井剛に3名の振付家が1日3時間程度で振付し、ダンサーは3人から与えられた振付を一気に上演します。


【アーティスト・プロフィールなど】
http://wwfes2010.exblog.jp/13476305

【リハーサルの模様一部(動画)】
http://twitvideo.jp/01sYy 


[申し込み受付中]
E-mail: workshop@bodyartslabo.com|Tel: 090-4069-7719(BAL)

アレッシオ・シルヴェストリン/福井恵利子 リハーサルの模様




声の影 koe no kage
エキシビション|7/4[日]-7/10[土]
パフォーマンス*|7/4[日]19:30-|500円|※パーティ参加費込
アサヒ・アートスクエア 5階

インスタレーション・作曲・出演:アレッシオ・シルヴェストリン
出演:福井恵利子(フルート)

* オープニング・パーティ開催中に、小グループ毎に5階の会場にご入場いただきます。上演時間は約10分間です。


【アーティスト・プロフィールなど】
http://wwfes2010.exblog.jp/13495757/
 
[申し込み受付中]
E-mail: workshop@bodyartslabo.com|Tel: 090-4069-7719(BAL)

西村未奈ワークショップの模様

セルフ・コーチング
身体のニュアンスが在る場所

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2010年6月30日水曜日

関連企画|プレゼンテーション What are you thinking now?

出演:
ファーミ・ファジール(パフォーマー・クアラルンプール)
山下残(振付家・京都)



WWFes関連企画として開催される、映像・パフォーマンスを交えてのトークと交流会のお知らせです。
また、山下残さんは、明日7月1日に森下スタジオ Bスタジオで行なわれる「ひらく会議」に参加します。

…………………………………………………………………………………………………

7月12日(月)森下スタジオにて、現在日本で山下残とのレジデンスプログラムで滞在中の
ファーミ・ファジールによる、トークと交流会を行います。KL(クアラルンプール)の
現代アート状況や彼の実践する「コンテンポラリー・ワヤン」について、本を人物に見立てた
パフォーーマンス「Wayang Buku」の抜粋実演、映像を交えながらざっくぱらんに語ります。
奮ってご参加下さい。

(なお、7月21日(水)には、パフォーマンスを予定しています!(詳細後日) ぜひご予定下さい。)


"What are you thinking now?"――――
マレーシアは1963年に成立した若い国だけど、現代舞台芸術の歴史は短いながらも、
なかなかドラマティック。「マハティール時代」(1981-2003)は、国が飛躍的な成長したことで
有名だけど、政治的陰謀と社会的変動は、それよりもずっと悪名高い。そしてその多くは、
マレーシアのアーティストたちが直接目撃していることであり、犠牲者になった者もいれば、
立ち向かった者もいる。このプレゼンテーションでは、社会的、経済的、政治的に
マレーシアの風景を具体的に提示することを試みます。これらのファクターによって、
アーティストたちがどのような言説(表現)を形作り、必要なものとしていったのか、
ということをお話したいと思います。』(ファーミ)


■日時:2010年7月12日(月)19:30 Start
■内容:トーク、映像、パフォーマンス「Wayang Buku」(通訳あり)
■料金:無料+懇親会(当日OK。でもなるべく予約してください)
■会場:森下スタジオ 
(都営地下鉄新宿線、大江戸線「森下駅」A6出口 徒歩5分)
http://www.saison.or.jp/access/index.html

■ご予約はこちらから 
メールまたは電話
fahmizan2010@saison.or.jp
TEL:03-5624-5951
(森下スタジオ)

● メールでお申込みの場合は、開催日(7/12)を件名に、枚数、お名前、連絡先を本文に記入してお申込み下さい。
こちらからの返信をもって、ご予約完了となります。
● なお、定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます。ご了承ください。


Fahmi Fadzilファーミ・ファジール
1981年生まれ。マレーシア・クアラルンプールを拠点に活動するパフォーマー、作家、
グラフィックデザイナー。アーティスト・コレクティヴ「Five Arts Centre」のメンバー(2007~)、
実験的パフォーマンスグループ「Projek Wayang」のコーディネーター(2006~)、
2008/09年のロレックスメントー&プロトジェ・アートプログラム舞踊部門ファイナリスト、
キャメロニアン・アーツ・アワード(2006, 2007, 2008)、
クンステンフェスティバルデザール「レジデンス&リフレクション」プログラム(2008)に参加。
※ ファーミ・ファジールは、2007年1月に開催された第2回東アジア首脳会議(EAS)
において、安倍総理(当時)が提唱した「21世紀東アジア青少年大交流計画
(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths:
JENESYS Programme)」の国際交流基金「東アジアクリエーター招へい
プログラム」により招へいされました。

山下残やました・ざん
1970年生まれ。振付家。90年代中頃より振付家・演出家として創作を始める。
主な作品に、来場者に本を配り、ステージからのカウントに合わせて、観客がページを
めくりながら本と舞台を交互に観る「そこに書いてある」、ダンサーの動きを言葉にして
声にする「透明人間」、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを合わせて
身体と見せる「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、
動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」、観客席の頭上に
水面の映像が映るモニター15台を吊り下げた「大洪水」など。

共催: 
国際交流基金「JENESYS Programme: 東アジアクリエーター招へいプログラム」、
財団法人セゾン文化財団

協力:
Body Arts Laboratory(Whenever Wherever Festival 2010関連企画として開催)

2010年6月29日火曜日

リレー・コレオグラフ リハーサルの模様



上:白井剛に振り付ける島地保武
下:同様に振り付ける東野祥子

リレー・コレオグラフ

7/1[木]18:00|ドネーション
森下スタジオ Bスタジオ

キュレーター:佐藤美紀
振付家:伊藤千枝、島地保武、東野祥子
ダンサー:白井剛


振付家の民主化による時代状況である故、振付家のオリジナリティは何なのかを探るプログラムで、一人のダンサーをリレーで数人の振付家が振り付ける。
今回は白井剛に3名の振付家が1日3時間程度で振付し、ダンサーは3人から与えられた振付を一気に上演します。


【アーティスト・プロフィールなど】
http://wwfes2010.exblog.jp/13476305

【リハーサルの模様一部(動画)】
http://twitvideo.jp/01sYy 


[申し込み受付中]
E-mail: workshop@bodyartslabo.com|Tel: 090-4069-7719(BAL)

Inconsumable 第1回レポート

【レポートを読む】

西村未奈ワークショップの模様

セルフ・コーチング
身体のニュアンスが在る場所

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小野寺修二ワークショップの模様

セルフ・コーチング
見えるものと見えないものと

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島地保武ワークショップの模様

セルフ・コーチング
(発想から動きへ)(動きから発想へ)

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2010年6月28日月曜日

リレー・コリオグラフ リハーサル開始

6月28日、《リレー・コリオグラフ》白井剛×島地保武セッション始まりました!
この企画は、一人のダンサー(今回は白井剛)に3名の振付家が1日3時間程度で振付し、ダンサーは3人から与えられた振付を一気に上演する、というものです。
今日からリハーサル開始で、本番は7月1日です!!!

● リハーサルの模様の一部はこちら!!
【動画】


リレー・コレオグラフ
7/1[木]18:00|ドネーション
森下スタジオ Bスタジオ

キュレーター:佐藤美紀
振付家:伊藤千枝、島地保武、東野祥子
ダンサー:白井剛


振付家の民主化による時代状況である故、振付家のオリジナリティは何なのかを探るプログラムで、一人のダンサーをリレーで数人の振付家が振り付ける。

【アーティスト・プロフィールなど】
http://wwfes2010.exblog.jp/13476305

[申し込み受付中]
E-mail: workshop@bodyartslabo.com|Tel: 090-4069-7719(BAL)

2010年6月27日日曜日

島地保武ワークショップの模様

セルフ・コーチング
(発想から動きへ)(動きから発想へ)

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